コンサルタントが写すミラノ
こんにちは。以前ご紹介したミラノ在住のコンサルタントがこのブログを観覧し、
大変喜んでくれたようで、また新たに色々な写真を送ってきてくれました。
今回も新しい写真をご紹介させて頂きたいと思います。まず、コチラの写真から。
こちらの写真、ミラノ大聖堂(ドゥオーモ)を裏側から撮影した物です。
よく見ると聳え立つ尖塔の先には聖人が・・・その総数135体だそうです。
そして、一番高い塔の上で金色に輝いているのが聖母マリア像です。
これはドゥオーモからスカラ座へ抜けるアーケード、通称ガッレリアの天井です。
ガッレリアはショッピングモールの先駆けであり、18世紀後半に建設されたそうです。
店舗も高級ブティックが立ち並んでおり、プラダの本店がある事でも有名で、
ミラノでお買い物と言えば此処ガッレリアが一番有名且つ確実だと思います。
クリスマスシーズンにはこの様なイルミネーションもされ、多くの人で賑わいます。
建物自体が芸術作品の様で、イタリアの伝統工法である石造りにガラス、鉄骨などが
組み合わさった、まさにイタリア建築技術の集大成とも云える建物ではないでしょうか。
こちらはガッレリアの床に描かれているフレスコ画です。牛の下部に書かれているSPQRとは
ラテン語でSenatus Populusque Romanusの略で、訳すと『ローマの元老院と市民』です。
SPQRの文字はローマ帝国とその市民の栄光と誇りを表し、帝国の支配下にあった地域の
公共物に刻まれていたそうです。こちらもその名残なのか、ローマ方向に描かれております。
次に、ドゥオーモから2~3km離れた所にあるセンピオーネ公園にある凱旋門の
上部を写した写真です。当初は、ナポレオンに捧げる為に建設が始まりましたが
1859年にイタリア独立を讃える門として、平和の門と呼ばれるようになりました。
そして、イタリアの国民的英雄、ガリバルディのブロンズ像です。
次は『オメノーニの家』と呼ばれているファサードの柱彫刻で有名な建物です。
あまり目立たない通りにあるようですが、この辺り流石玄人好みの着眼点ですね。
少々マニアック過ぎて調べても解らない写真も・・・。
彼のメールを翻訳する限り、中世の門との事ですが・・・。
最後にご紹介するのは、このブロンズ製のダビデ像。
ダビデ像と言えばミケランジェロの大理石彫刻が有名ですが、彼よりも前に作り、彼に多大な
影響を与えたのが上写真のダビデ像の作者であるドナテッロです。ご覧の通り、ミケランジェロの
男性的なダビデ像と違い中性的な印象を持つこのダビデ像。最後の修復から100年以上の間に
溜まったすすや、汚れをレーザーで削り取った物を2008年の末より一般公開しているようです。
ちなみに、公開されている美術館はミラノではなくフィレンツェのバルジェッロ国立博物館です。
コンサルタント視点のミラノの風景は如何でしたでしょうか?
私は大聖堂とガッレリア程度しか認識してませんでしたが他にも名所は沢山あるんですね~。
やはりイタリアは奥が深く、魅力的な国だと思います。気ままにイタリア探索・・・行きたいなぁ~。
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