第2回
こんにちは、モリソン万年筆店長の谷川岳彦です。自分でも心配していましたが、無事2回目もアップする事が出来ました。しかしながら、別の心配が的中してしまいました。開店後まだ日が浅く、サーバーとソフトの連携をうまく出来ず、一部お客様にご迷惑をおかけしてしまいました。この場でお詫び申し上げたいと思います。現在は、きちんと修正して問題はございません。
さて、今回ご紹介したいモリソン万年筆は、昔の万年筆をご存知の方はとても懐かしく思っていただけるかも知れません。セルロイドの万年筆です。手にとってご覧いただけないのが残念なのですが、現代のセルロイド風プラスチックとは違い、独特の光沢と柄の立体的な深みを感じます。
同じセルロイドを使用しているようですので、2本ピックアップしました。大きいほうはキャップをした状態で125xφ15㎜、小さいほうは115xφ12㎜。両方ともレバー吸入式です。
天冠、クリップ、尾栓部のデザインはそれぞれ違います。個人的には小さいほうの尾部が丸いデザインが好きですが、しっかり書くには大きいサイズのほうが良いかも知れません。
クリップのデザインはそれぞれ違っても、MOISONのロゴが縦に刻印されています。長目のペン先は、全体的なバランスに溶け込んでスマートな雰囲気があります。
ペン先は14金でやはりハート型のホールですので年代は1930年代かと思われます。
これらの万年筆を懐かしむ世代の方とは対照的に、若い方にとってもこのデザインはネオ・クラシック的な新鮮さがあるのではないでしょうか。
では、次回もおたのしみに・・・