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18金の万年筆

皆さん、お久しぶりです。店長の谷川岳彦です。梅も散り、桜の便りが聞こえるこの頃、いかがお過ごしでしょうか?最近、家の庭ではウグイスの鳴き声が聞こえます。春ですねえ~。

先日、エイ出版社の「趣味の文具箱」より取材をお受けしました。来られたのは、万年筆画家の古山浩一先生とご担当のお二人でした。「万年筆の達人」というページで5ページに渡りご紹介頂く予定です。古山先生は万年筆で絵を描かれる、著書もお持ちの有名な万年筆画家です。その古山先生に、父や私の顔、弊社の万年筆などを描いていただくとは、感激です。実際より男前に描いていただいているようです。3月23日発刊予定ですので、本屋さんを覗いてみてください。立ち読みはダメです。買ってくださいね。
今回は、そちらにご紹介頂いた、18金万年筆をご紹介します。当時の価格で29万5千円のものです。保存状態は極めて良好です。勿論、ペン先も18K。年代的には昭和43年頃のものでしょうか?時代は浅いです。

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キャップの正面に控えめに、MORISON、18Kと型番の#1980と彫られています。やはり手に持つとズシッときます。今ではカートリッジインクのみでの使用となりますが、製品としての衰えは全く無く、十分使用できます。ペン先はFです。
こうして見てみると金の光沢にも重厚感があります。手元に十数本出てきました。純金24では無いので、当然のことながら銀と銅も含まれています。その分の曇りが出てきている固体もありますが、磨くと元どおり輝き始めます。本当にお好きな方だけに、無保証という条件付きでお譲りさせていただくことも検討中です。

古きよき時代の日本のパワーを感じ取れる逸品です。