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2006年08月26日

第2回

こんにちは、モリソン万年筆店長の谷川岳彦です。自分でも心配していましたが、無事2回目もアップする事が出来ました。しかしながら、別の心配が的中してしまいました。開店後まだ日が浅く、サーバーとソフトの連携をうまく出来ず、一部お客様にご迷惑をおかけしてしまいました。この場でお詫び申し上げたいと思います。現在は、きちんと修正して問題はございません。


さて、今回ご紹介したいモリソン万年筆は、昔の万年筆をご存知の方はとても懐かしく思っていただけるかも知れません。セルロイドの万年筆です。手にとってご覧いただけないのが残念なのですが、現代のセルロイド風プラスチックとは違い、独特の光沢と柄の立体的な深みを感じます。
blog02.jpg
同じセルロイドを使用しているようですので、2本ピックアップしました。大きいほうはキャップをした状態で125xφ15㎜、小さいほうは115xφ12㎜。両方ともレバー吸入式です。

天冠、クリップ、尾栓部のデザインはそれぞれ違います。個人的には小さいほうの尾部が丸いデザインが好きですが、しっかり書くには大きいサイズのほうが良いかも知れません。

クリップのデザインはそれぞれ違っても、MOISONのロゴが縦に刻印されています。長目のペン先は、全体的なバランスに溶け込んでスマートな雰囲気があります。
ペン先は14金でやはりハート型のホールですので年代は1930年代かと思われます。

これらの万年筆を懐かしむ世代の方とは対照的に、若い方にとってもこのデザインはネオ・クラシック的な新鮮さがあるのではないでしょうか。

では、次回もおたのしみに・・・


2006年08月15日

第1回

皆さんはじめまして、モリソン万年筆店長の谷川岳彦です。やっとブログをアップすることができました。このブログは創業1918年より作成されたモリソン万年筆の一部をご紹介するために作りました。第1回目はトップページにもイメージで使っているオーソドックスな万年筆です。

1930年代に生産されたもので、尾栓を引いて吸入するタイプです。本体はエボナイト、ペン先は24金(のはず)です。

ペン先にはハート型の穴があり、クリップはペリカンに似ています。ブログ用01.jpg
よくモリソン万年筆を単体で販売してほしいとおっしゃるお客様がおられます。大変申し訳ないのですが、弊社は現在は万年筆を製造しておりませんので生産者義務が履行できず、販売することができません。
また、特にこちらでご紹介さしあげる万年筆は弊社に取りましても、非常に資料的価値が高いもので、差し上げることすらできないものです。
モリソン万年筆のプレゼントコーナーは現在だけにとどまらず、度々企画してまいりますので、ご興味のある方は、度々チェックしてくださいね。

ご紹介差し上げたい万年筆は、まだ沢山あります。第2回はどのペンにしようかと迷っています。
週に一度は更新したいと思っていますが、まだまだ、ブログは素人でどうなることやら心配です。

今後とも、モリソン万年筆をよろしくお願いします。