« 2015年06月 | メイン | 2015年08月 »

2015年07月31日

純銀製の万年筆

毎度、ご来店賜り、誠にありがとうございます。今回も、倉庫から発掘してまいりました純銀製万年筆をご紹介いたします。前回の18K万年筆と同時に出てきたのですが、ネタを暖めておりました。やはり、軸部やキャップ部の表面が経年により酸化しています。シルバーポリッシュで磨けば綺麗に元に戻ると思いますが、あえて現状のままご報告差し上げます。キャップを取った中身は状態もよく新品の感があります。ペン先は14KとMorisonのロゴが入っています。また、JISマークと462という数字が刻印されています。

20150730-blog.jpg

重さは19g(Net)、キャップをした状態でΦ8×140㎜です。表面には波柄のようなダイヤカットが施されています。全体的にスリムな形で、キャップを尾部に差して使用するとしても使用感は良好です。
この度は、専用ケースと店頭用の三角表示が付いておりました。MORISON 純銀製万年筆 と書かれており、その下に9999という数字、これは銀純度を表現したものか?・・・928とかの表記なら分かるのですが。当時は¥20,000で店頭販売されていたようです。今では考えられない価格ですね。最後に#1980と表記があり、モデルナンバーであることは確認されています。書いてみたいのですが、こちらも貴重な資料なので止めておきます。今度、公開できることがございましたら、ご報告差し上げます。

2015年07月03日

モリソン18K万年筆 発掘!

いつもご来店賜り、誠にありがとうございます。今回は、倉庫から発掘してまいりました18K万年筆をご紹介いたします。持ってみると確かに重量感がありますね・・・軸部やキャップ部の表面が経年により変質しているようにも見えます。ペン先は18KとMorisonのロゴが入っています。よく見ると、クリップサイドや首軸と同軸の接合リングにも18kと刻印されています。と、言うことは、クリップも18kということでしょうか・・・。ひょっとすると、18Kの上に24Kのプレートが施されて、そのメッキ部が剥がれてきているのかとも考えられます。

blog20150703.jpg

重さは45g(Net)、Φ12×143㎜です。表面には網目模様と細かい縦線5本が交互に施されています。中太になっており、キャップを尾部に差して使用する形にすると、やたらとキャップが重くてバランスが悪いので、キャップは外した状態で筆記するものと思われます。

表面が古ぼけたような味わいが、またマニア心をくすぐる逸品です。書いてみたいのですが、貴重な資料なので止めておきます。今度、公開できることがございましたら、ご報告差し上げます。