バロックヴァイオリンとリュートの溶け合い
9月28日 音と彩りの香り
バロックヴァイオリン 岡林鮎美
リュート 井上周子
~イタリア初期バロックからアイルランド民謡まで、
ヴァイオリンの歌声と重なり合うリュートのハーモニー~
音はその空間と時間を創り出します。決して無機質なものじゃない。
聴いている人たちに、いろんなイメージを与えてくれる。
3次元の世界の中、音という案内人が旅させてくれるもの。。。
バロックヴァイオリンは、今のヴァイオリンと少しだけ違います。
それは見てのお楽しみ!
ほんの少しの違いから生まれるバロックヴァイオリンならではのやわらかい響き。
リュートは、ルネサンス、バロック時代にヨーロッパで愛された楽器
「楽器の女王」とまでいわれたものの、古典派以降は姿を消しました。
そして今よみがえります。
涙を流すこと、メランコリーを語ることが粋だった時代。
リュートの響きは心に安らぎをあたえ、心地よい眠りを導いていました。
しかし今、作られた光のもとで生活する私たちは、
ルネサンス時代のような闇を持たなくなりました。
メランコリーや涙を流すことがこめられたリュート曲を通し、
当時の人々が得ていた闇の世界の隠れた安らぎをお届けします。
by リュート奏者 井上周子
【プログラム】
フレスコバルディ「ソナタ2番」
ノターリ「カンツォーナ」「 パッサッジャータ」
ダウランド「真夜中にたたずむダウランド氏」(リュートソロ)
アイルランド民謡「サリーガーデンズ」他
【プロフィール】
岡林鮎美(おかばやし あゆみ)
大阪音楽大学短期大学部器楽専攻卒業。
ピアノ・チェンバロをダミアン・ハラダ氏に師事。
ヴァイオリンを田丸尚子、山名公子、室内楽を原田幸一郎の各氏に師事。
幼少よりバロック音楽に興味を持ち、大学卒業後バロック・ヴァイオリンを大津 睦氏に師事。
神戸松蔭女子学院大学の通奏低音レクチャーにてバロックアンサンブルを大塚直哉氏に師事。
2006年同大学チャペル・クリスマスコンサートに出演。
大阪府立北野高校オーケストラ部ヴァイオリン講師、現代音楽集団アンサンブル・コンセプチュアルのメンバーを経て現在、ソロ、室内楽、オーケストラ、などで活躍中。
古楽アンサンブル 「アンサンブル詩音」メンバー。
井上周子(いのうえ ちかこ)東京音楽大学器楽学科ピアノ専攻卒業。
大学在学中より古楽に興味を持ち、リュートを水戸茂雄氏に師事。
1999年より渡仏、リヨン国立高等音楽院古楽科にてリュートおよび通奏低音をE.フェレ氏に師事、2003年リュートの高等課程修了ディプロム取得(フランスで日本人初の高等ディプロム取得)。
またヴィルウルバンヌ国立音楽学校にてチェンバロおよび通奏低音をA.デュバール氏に師事、2004年チェンバロおよび通奏低音の演奏家ディプロム取得。
在学中よりフランス各地で演奏活動を始め、複数のアンサンブルで通奏低音奏者として活躍。
帰国後も日本各地でソロ、室内楽での演奏会を行っているかたわら、ルネサンス音楽、初期イタリアバロック音楽のセミナーを開くなどし、後進の指導やアマチュアへの音楽普及をつとめている。
¥3,500 おつまみ・1ドリンク付
追加ドリンク・フード代は別途頂きます。
STAGE:1st20:00 2nd21:00 3rd 22:00
OPEN:Monday-Friday 19:00-23:00