コントラバスとピアノの夕べ
アヴェンヌ初のコントラバス演奏!!
新春特別コンサートとして、新日本フィルハーモニー交響楽団の首席コントラバス奏者の渡辺玲雄さんをお迎えしました。
ドイツ・ヴュルツブルグ国立音大大学院修了、コントラバスマイスターの称号を得た素晴らしいアーティスト。同じくヴュルツブルグ国立音大大学院を修了し、現ベルリンフィルの首席コントラバス奏者ナビル・シェハタ氏とのデュオで国際コンクールに優勝した、ピアニスト林 典子さんとの“とっておき”共演です!!
新日本フィルの拠点《すみだトリフォニーホール》が隅田川の近くということで、自己紹介も兼ねて滝廉太郎の「花」からスタート!(オープニング選曲の謎が解明!!)
続いてシューマンの歌曲『女の愛と生涯』より初めの4曲を演奏。
「私が彼を見た時から」「彼、全ての中で一番立派な人」「私には分からない」「お前、私の指の指輪よ」…
出逢い、恋愛、結婚、出産、別れ…と女性の生涯を歌ったもの。
詩の内容を優しいお声で解説、あたたかく美しいコントラバスの音色が女性の心情を映し出し、シミジミと皆さま聴き入っていらっしゃいました。
心に染み入るフォーレ「エレジー」、そして自らも素晴らしいコントラバス奏者であったボッテジーニの“見応え・聴き応え”充分の超絶技巧を要する「エレジー」「タランテラ」を披露!!
後半はミシェック「ソナタ」、そしてラストは昨年春に東京芸大を卒業されたコントラバス奏者、森武大和さんを迎え、2台のコントラバスのために書かれたボッテジーニ「パッショーネ・アモローザ」を演奏してくださいました。
コントラバスの見事なハーモニー、オーケストラのような豊かなピアノの響き…
拍手は鳴り止まず、アンコールに「パッショーネ・アモローザ」ラストの曲を再演。
続く大きな拍手に応え「ダニーボーイ」を演奏!!
温かい低弦の響きに心が癒され、皆さま今夜は心地よい眠りにおつきになったことでしょう…!!