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早期発見へ新たな診断法 

連日が猛暑ですが、皆様暑さに負けずお身体には変わりはないでしょうか?

血液検査でがんの早期発見への新しい診断法が発見されたようです。
血液検査は一番身近な検査ですので、年内には保険適用に向かっているようで、ありがたいです。
新聞記事に掲載されていたので、紹介いたします。

早期がん 血液検査で発見 千葉大開発、年内に保険適用へ
8月27日16時10分配信 産経新聞


 千葉大大学院医学研究院の落合武徳前教授らの研究グループが、血液検査で早期がんを発見できる新たな診断法を開発した。

 厚生労働省は食道がん、大腸がん、乳がんについてこの診断法を使った検査薬を承認し、今月、検査薬が発売された。年内にも保険が適用される見込みで、人間ドックなどでの普及が期待されている。

 新診断法は人体の免疫反応を利用。体内のがん抑制遺伝子「p53」が突然変異して産出される異常な「p53たんぱく質」に対して人体が作り出す抗体を測定する。

 正常なp53たんぱく質が遺伝子の損傷を修復するなどの働きを持つ一方、異常なp53たんぱく質はそれらの機能を失っているため、遺伝子に損傷のある細胞が増殖してがんになると考えられている。

 ある研究データによると、食道がん患者の62%、大腸がん患者の59%の体内で異常なp53たんぱく質の過剰発生が確認されており、それに対して体が作り出す抗体を測定すれば、がんの有無を一定の確率で予測できるという。

 従来の血液検査によるがん診断法では、がん細胞が産出するたんぱく質自体を検出・測定してきたが、「陽性」が明らかになった時点では既に進行がんとなっているケースがほとんどだった。

 しかし新診断法は、わずかながん抗原に対しても出現する抗体を測定するため、早期がんの診断がある程度可能だという。