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2008年05月26日

5月24日 第3回 フォーマルお客様ご出演日

音楽を愛する皆さまの《熱き想い》をお届けするワクワクコンサート!!

こんばんは、スタッフこころです♪
先日、フォーマルお客様ご出演日に遊びに行ってきました。
皆様の気合の入った演奏、そして、皆様の気合の入った衣装、思いっきり楽しませていただきました。
それではその様子をご報告。


この日のために思い切って新しい曲にチャレンジしてくださった方
前回のリベンジ!と意気込んで練習を重ねてきてくださった方
初めてのフォーマルに不安と期待でいっぱいの方
今回は16名の音楽を愛する皆様が熱のこもった演奏を披露してくださいました。


~『第3回フォーマルお客様ご出演日』プログラム~

(敬称略)
1、平田直之    カーペンターズ「イエスタディ・ワンス・モア」      
2、とくい☆ユウ♂   ショパン「マズルカOp.67-4」   
3、まいまー    J.Sバッハ『平均律クラヴィーア第一巻』より第2番  
4、かみしん       ショパン「幻想即興曲」   
5、ちー        ブラームス「間奏曲Op.117-2」  
6、遠藤         シューマン「ノベレッテン Op.21-1」   
7、バルカローレ    シューマン『幻想小曲集』より 第5番「夜に」 
8、くるみ♪       シャミナード「エール・ド・バレエOp.30」  
9、まめまめ withきのこ(連弾) スコット・ジョプリン「エンターテイナー」
10、鎌田 宏   モーツァルト オペラ『ドン・ジョバンニ』より
         「彼女こそわたしの宝」 伴奏:宮崎 剛 
11、瑞穂        リスト「ため息」  
12、ポプラ       ショパン「ソナタ第3番』第4楽章 
13、植田有佳    カプースチン『8つの演奏会用エチュード』より「間奏曲」
14、sakura     ベートーヴェン「月光ソナタ」第3楽章   
15、大原尚子(NAO)  メンデルスゾーン「幻想曲Op.28」第1楽章
16、高山博子      リスト「ペトラルカのソネット104番」  

~ゲスト演奏~
宮崎 剛氏を迎えて  プロコフィエフ「ソナタ第6番」第4楽章

お天気はあいにくの雨模様。
でも、それぞれ思い思いの衣装を身にまとい(一人仮装大会を開催してくださった方も 笑)、いつもの「お客様の日」とは違う、とても華やかな雰囲気に包まれました。
そして、皆さんいつも以上に緊張した面持ち。
自分の出番が終わるまでアルコールには手をつけず、演奏が終わると「飲むぞ!」と解放感あふれる表情になっている様子がとても印象的でした。

MCはオーナーの美香さん。
「あいにくの雨模様ですが、水も滴るいい男・いい女ということで、雨も皆様を歓迎しているようです」という名台詞も飛び出し、会場は拍手喝采!
インタビュアー兼コメンテーターを務めてくださったのは、特別ゲストのピアニスト宮崎剛氏。
美香さんとの息もぴったり、温かく楽しいコメントでプログラムを盛り上げてくださいました。

実は今回、宮崎先生のお弟子さんが2名出演されていました。
1名は当日までまったく知らなかったとのことで、「コメントしにくいなぁ・・・」と宮崎先生。
インタビューに「先生に言われたことと違うことをやりました」ときっぱり言い切ったお弟子さんと、「先生に言われた通りに弾きました」と答えたお弟子さん。
どちらも会場は笑いであふれました。
宮崎先生、「まぁ、細かいことは後日」とおっしゃられていましたが、レッスンはどうだったのでしょうか(笑)

プログラムのラストは宮崎先生の「今日に関しては本当に“KY”な曲」という、プロコフィエフのソナタ第6番第4楽章。
マイクを持ち、楽しいコメントで盛り上げてくださったときとは一転、緊迫感にあふれた激しいプロコフィエフの世界!
会場全員が一気に引き込まれ、食い入るように指の動きを見つめるお客様も。
聴くことのできる機会が少ない難曲、宮崎先生の素晴らしい演奏で、第3回「フォーマルお客様ご出演日」は大盛況のうちに幕を閉じました。

そして、撮影会へ突入(笑)
何台ものカメラが、はいこっち!次はこっち!と皆様を狙い撃ちします。
それがこちら↓
08.5.24-2.jpg
blog用写真では“顔出しNG”の方が隠れたりうつむいたりしています(笑)

その後、皆様お待ちかねの懇親会。
フォーマルでの演奏という大仕事を終え、楽しい会話にお酒も進み、赤い顔をした方があちこちに。
私もちゃっかりおいしいお料理とお酒をいただいてしまいました(笑)

宴もたけなわ、まだまだ話し足りない!飲み足りない!と名残惜しくはありましたが、そろそろお時間。
締めもやはり、宮崎先生のピアノです。
なんと、「ショパンのバラード4番!」というリクエスト。
かなりお酒が進んでいたのですが、そこはさすが宮崎先生。
お酒が入っているとはとても思えない、素晴らしくうっとりするような演奏でした。
blogではその演奏をお伝えできないのが残念!

08.5.24-1.jpg

忙しい合間を縫って練習を重ね、アヴェンヌに集まってくれる皆様、その演奏を聴きに集まってくれるオーディエンスの皆様のおかげで、今回のフォーマルお客様ご出演日も素晴らしいものになりました。
本当にありがとうございました!

次回の「フォーマルお客様ご出演日」は年末12月の予定です。
皆様のこれからの練習の成果を、ぜひまた披露しにいらしてください。
今回残念ながらご都合のつかなかった皆様も、次回お会いできることを楽しみにしています。

そうそう。
宮崎先生から宿題が出ていたんでした。

間違っても止まらない!
最後まで弾ききる!

私もこの宿題を忘れず、皆様に負けないようしっかり練習しないといけないなと、また刺激をいただいた夜でした。

こころ♪

追記:今回、ゲストとして素晴らしい演奏を聴かせてくださり、さらにはインタビュアー、コメンテーターとしても大活躍してくださった宮崎先生のHPとblogを紹介させていただきます。

ピアニスト・宮崎剛のホームページ
http://www.takeshi-piano.com/

ピアニスト宮崎剛-takeshi-
http://blog.zaq.ne.jp/groupM/

2008年05月16日

ショパンに寄せて

~チェリスト大町剛氏を迎えて~
サロンに、久方ぶりにチェロの音色が響き渡りました!!

昨夜のライブは、宮崎剛さんのピアノ・・・
3ステージともショパン!!まさにショパン一色の夜となりました。
(お昼は別の場所でオールショパンプログラムのステージをされた宮崎氏、「ショパンづけ」の1日だったとのことです*^^*ファンタスティック!!)
ノクターンから始まって、ワルツ、別れの曲、革命エチュード、バラード4番、英雄ポロネーズ、幻想ポロネーズ・・・
次から次へと、力強く華麗なピアノが響きました。
宮崎剛氏5.15.JPG

第3ステージでは、関西フィルのチェリストとして活躍中の大町剛さんとの二重奏!
難曲な故にあまり演奏されることのない「チェロソナタOp.65」に酔いしれました。
宮崎氏&大町氏5.15.JPG


宮崎剛さん次回のライブは6月12日!!
来月は期待の若手ピアニスト田所千佳さんをゲストに迎えてのステージです。
昨夜の興奮を味わいたいと思われる方は、是非ご来店ください。
スタッフ一同、心よりお待ちしております。

店長さくらママのリポートでした。

2008年05月15日

第3回フォーマルお客様ご出演日プログラム決定!!

第3回を迎えます『フォーマルお客様ご出演日』!!
今回も聴き応え満点、魅力満載の素敵なプログラムとなりました*^^*

開場時間 16:00  開演時間 18:00 
2008年5月24日(土)18:00~20:00 
~『第3回フォーマルお客様ご出演日』プログラム~

(敬称略)
1、平田直之    カーペンターズ「イエスタディ・ワンス・モア」      
2、とくい☆ユウ♂   ショパン「マズルカOp.67-4」   
3、まいまー    J.Sバッハ『平均律クラヴィーア第一巻』より第2番  
4、かみしん       ショパン「幻想即興曲」   
5、ちー        ブラームス「間奏曲Op.117-2」  
6、遠藤         シューマン「ノベレッテン Op.21-1」   
7、バルカローレ    シューマン『幻想小曲集』より 第5番「夜に」 
8、くるみ♪       シャミナード「エール・ド・バレエOp.30」  
9、まめまめ withきのこ(連弾) スコット・ジョプリン「エンターテイナー」
10、鎌田 宏   モーツァルト オペラ『ドン・ジョバンニ』より
         「彼女こそわたしの宝」 伴奏:宮崎 剛 
11、瑞穂        リスト「ため息」  
12、ポプラ       ショパン「ソナタ第3番』第4楽章 
13、植田有佳    カプースチン『8つの演奏会用エチュード』より「間奏曲」
14、sakura     ベートーヴェン「月光ソナタ」第3楽章   
15、大原尚子(NAO)  メンデルスゾーン「幻想曲Op.28」第1楽章
16、高山博子      リスト「ペトラルカのソネット104番」  
17、nagoemon     ラフマニノフ「前奏曲Op.23-4」  

~ゲスト演奏~
宮崎 剛氏を迎えて  プロコフィエフ「ソナタ第6番」第4楽章


音楽が大好きな皆様の熱き想いがいっぱいこもった素敵なコンサートです!
笑いあり、涙あり、感動のひととき…
皆様のお越しを心よりお待ちしております!!

2008年05月13日

5月9日 Classic in Jazz 華麗なる即興の世界

今月もまた、宮川真由美さんの“華麗なる即興の世界”が幕を開けました。
今回はまるで“音楽の世界旅行”をしたような、心地よく楽しい夜でした。

08.5.9-1.jpg

オープニングはタンゴ・メドレー。
日本のタンゴ名曲から「赤い靴のタンゴ」(イギリス映画『赤い靴』にちなんで、アルゼンチン帰りに作曲されたものだそうです)や、あまりにも有名な「ラ・コンパルシータ」など、1st.ステージから宮川さんの魅力が満載!
こちらもあまりに有名なバッハの「メヌエット」を、今宵の気分で次々にアレンジして演奏すると、お客様もすっかり宮川ワールドに引き込まれていきます。

2nd.ステージのハイライトは、なんといってもショパンの「ノクターン第2番」
かわいらしいオルゴール風だったり、心地のよいBGM風だったり、お酒がおいしくなるジャズ風だったり。
うっとり聴きほれていると曲調が一転!
なんと、ど演歌風(笑)
こぶしのきいた演奏にお客様も思わず大笑い。
「ノクターン」でも、邦訳の「夜想曲」でもなく、「野久淡(のくた~ん)」といったところでしょうか(笑)
ショパンもびっくりのアレンジは、宮川さんだからできる、宮川さんにしかできない演奏です。

タンゴで始まった“音楽の世界旅行”、締めくくりもタンゴ。
今度はドイツのタンゴ名曲から「夜のタンゴ」を含むメドレー。
お客様持参の楽譜をベースに、様々な国を経由し、無事日本に戻ってきました。
宮川さんが次はどこへ連れて行ってくれるのか、また次回が楽しみですね。

08.5.9-2.jpg

ちなみに、前回のレポートを見てくださったお客様が、今回取り上げられた曲についてのカンニングペーパーを用意してくださいました。
ちょっと遅くなりましたが、しっかり使わせていただきました。
ありがとうございます♪
これからもblogともども楽しんでくださいね☆

こころ♪

A’muse アヴェンヌの女神たち

初めまして!!店長のさくらママです。
スタッフからは「お母さん」と呼ばれています。

またA-museに新しい仲間が増えました。
フルーティストの舞ちゃんです。
若くて可愛い~~フルートの腕も一流・・・
5月28日になっちゃんとフルートのデュオをします。
ピアノはオーナーの美香san。
きっと楽しんでいただける一夜になることでしょう。
乞うご期待を・・・

2008年05月06日

調律師の卵 スタッフこころの修行日記

こんばんは、スタッフこころです♪
今年は全然ゴールデンじゃありませんでしたが、みなさんのGWはいかがでしたか?
私はといえば、日曜は朝から晩まで働き、特にどこへ遊びに行くわけでもなく過ぎてしまいました(笑)
休み過ぎると連休明けがしんどいので、まぁ、ちょうどよかったかなぁと思っています。

そんな、特に予定もないGWの後半、練習も兼ねて自分のピアノの掃除をしました。
その様子を、少しみなさまに見ていただこうかと思います。

ピアノ工具.jpg
学校で使っている工具は他にもいっぱいあるんですが、全部持って帰ると重くて大変なので、今回は持って帰ってきたのはこの2つ。
左は何の変哲もない、普通の大きなプラスのドライバー。
どのピアノも外装の脱着はこれ1本あればできるようになっています。
右は“キャプスタンドライバー”という名前のれっきとした工具。
ただの金属の曲がった棒ではありません(笑)

ピアノ1.jpg
まずは外装を全て外します。
消音用のマフラーも邪魔なので外してしまいます。
学校でも必ずこの状態にしてから、いろいろな調整の練習をします。
調律の時も外装は全て外すので、学校の調律用ピアノは常にこんな状態。

ピアノ2.jpg
今回の目的は鍵盤の下の板(棚板と言います)の掃除。
というわけで、鍵盤も外しました。
外した鍵盤は置くスペースがないので、上の蓋(天屋根)を閉め、そこにゴミ袋を敷いて乗せています。

ピアノ拍子木左.jpg   ピアノ拍子木右.jpg
棚板の掃除をするため、鍵盤の横についている、よくピアノの先生が鉛筆なんかを置いている部分(拍子木)もはずします。
でも外した後の写真を撮るのを忘れてしまいました(笑)

ここまではずしたら掃除機で掃除。
前回調律してもらったのが1年前なので、ホコリがたまっていたり、小さい紙が落ちていたり。
鍵盤と鍵盤の間には隙間があるので、そこからホコリや紙が落ちてたまるんです。
一般の方でも掃除しようと思えばできないことはないと思いますが、どこかにキズがついたりしないとも限らないので、調律の時に掃除してもらうことをお勧めします☆

ピアノアクション.jpg
せっかくいろいろはずしたので、アクションの脱着も練習しようと思い立ち、アクションをはずしました。
外装の脱着は毎日のようにやっているんですが、アクションの脱着は学校でも数回しかやったことがなく、ノートを見ながら外し方のおさらい。
なんとか無事外すことができました。
このアクション、結構な重量感があって、初めて脱着したときは大変でした。

ピアノ3.jpg
アクションも鍵盤も外すと、こんな感じでちょっとせつない丸裸のピアノ(笑)
アクションや鍵盤に修理しないといけない部分があると、ピアノごと持って帰るわけにはいかないので、中身だけ持ち帰ってこの状態で外装をつけることがあります。
当然音は出ません(笑)

掃除が終わって、アクションを戻して、鍵盤もつけて、ちょっと調整。
キャプスタンドライバーで、タッチが少し悪くなっていた部分を直しました。
なんとなく弾きやすくなったような、そうでもないような(笑)

調律がかなり狂ってきていることもわかっていたんですが、まだまだできることも限られているし不安が大きいので、今回は調律見送り。
ただ、弾いていて「あー、ズレてる・・・」と残念に思う頻度が高くなっています(笑)
夏休みには工具一式を持って帰って、いろいろいじろうかなと思っています。

というわけで、GWを利用して、自分のピアノを練習台にしてみました。
調律師の卵はこんな感じで日々修行を続けています。
またいつか「修行日記」で、みなさんにピアノの中身を見ていただけたらなぁと思っています。

2008年05月02日

ピアノマン参上!! なにわの叙情鍵盤楽士

連休前の金曜の夜、アヴェンヌにピアノマン参上!
アヴェンヌの音楽ディレクターでもある、ピアニスト橋本尚氏のソロ・ライブをお届けしました。

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ショパンの“ノクターン第2番”で幕を開けたピアノ・ソロの夜。
“雨だれの前奏曲” “ワルツ第7番” など、ショパンの名曲がずらり。
素敵な演奏の合間には、楽しいトークも冴え渡ります。

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フランスの作曲家、ドビュッシーとラヴェルの“水”を描いた名曲を聴き比べることもできました。
私の中では、ドビュッシーの“水の反映”は、動きを止めた夜の噴水。
ラヴェルの“水の戯れ”は、規則的に盛り上がったり静かになったりする昼間の噴水。
そんなイメージの違いがあるんですが、お客様にはどのように映ったのでしょうか。

クラシックだけでなく、シャンソンなどジャンルを超えて活躍する橋本先生。
歌謡曲の伴奏やアニメソングを弾いてくださることも!
今日はベーゼンドルファーの伴奏をバックに、お客様の素敵な歌声を聴かせていただきました。
私もお客様とデュエットさせていただきました。
そして、美香さんとお客様のデュエット。
わいわい楽しく、週末の夜は更けていきました。